西上州・碧岩と大岩

以前、信州の村への途中、山ノ神と上牧村の立岩に寄った事があった。その経路上で目についたのが碧岩と赤岩の岩峰だ。その後、すっかり忘れていたが、図書館で古いガイドブックに、この山が載っていることを発見、何時か独りで登ろうと企てていたが、今回、好機が到来した。仲間の山荘開きと、冬を前にしての小屋の水落し、後は天が味方するか否か。予定した23日は全国的な雨となり、仕方なく1日延期。但し翌日は山荘開きの御祝いがある為、少なくとも午前中に下山が望ましい。ということで前日出発し、信越道甘楽PAで仮眠と相成った。
●場  所:西上州・碧岩、大岩
●時  期:平成24年10月24日(水)
●同行者:単独
●時  程:三段滝駐車場 0645、三段滝上 0725、奥二俣 0750、?稜線 0810、
   碧岩直下 0825-0835、碧岩 0850-0900、大岩前衛峰 0935-0945、
   大岩 0955-1020、碧岩手前稜線 1040、三段滝下 1120-1125、駐車場 1145
甘楽PAから三段滝駐車場までは45分かかり、6時半に到着した。気温は5℃。
ガイドブックには駐車場無しとの事であったので、気にかかっていたが、取敢えず行ってみると6~7台止まれそうな立派な駐車場があった。(水洗トイレ付)
 
南牧川沿いの県道から旭を浴びた2つの岩が見える。
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三段滝へは確りした路が着いているが、危うげな橋もある。滝上へは左岸の踏み跡を登る。
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二俣と奥二俣には標識があったが、左へ登る地点を見過ごしそのまま登ってしまった。此方も急だが悪くなく、少し二子岩寄りの稜線に出た。途中で碧岩が顔を出す。
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正しい稜線下降路を確認した後、碧岩に取りつく。安全ベルトにスリング2本を着け、固定ロープにひっかけた。
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碧岩の展望は抜群だ。岩場は危うげな灌木を掴む下の岩壁が難物であった。ロープは支点が危ういものが多い。自己責任の世界だ。
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碧岩からは浅間山も見渡せたが、近くの立岩や荒船山が印象深い。
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足元には麓の集落が見える。紅葉はドウダンツツジ主体で、最盛期であった。
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大岩とその右手に前衛峰が見える。(碧岩頂上直下から)
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大岩の前衛峰で休憩、写真タイムとする。碧岩(中央)の背後は上信国境稜線。
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大岩から登って来た岩稜を振り返る。正面の碧岩は大岩より11m低い。
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前衛峰から眺めた大岩。遠くに鹿岳のナッツの様な姿が見える。
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下山後、今回は大上峠経由で信州へ入った。林道途中から眺めた碧岩と大岩。
更にその南にマッターホルンのの様な岩があった。また来よう。
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