(第2日、アサヨ峰往復、下山)
仙水小屋の朝食は早い。4時少し前に電気が点き、4時から全員食事開始だ。寒さの為、起床前に手洗いに出ると満天の星で、頭の上にオリオンや
シリウスが輝いていた。朝食を済ますと皆さんヘッドランプを点け、夫々出かけて行く。我々は空が白むのを待って出発した。
出発前、小屋主の矢葺さんと記念撮影。気温は氷点下1℃。
仙水峠へのガレの路を進むと、背後の
仙丈岳が赤く染まり出した。
仙水峠。魔利支天が威圧的に迫る。
栗沢山への登り。甲斐駒が常に背後にある。
栗沢山頂上は
甲斐駒ケ岳の最高の展望台。天気晴朗なれど、風やや強し。
目指すアサヨ峰は指呼の距離であるが、1時間かかるとのことである。
アサヨ峰への路は意外と
アルペン的。鎖の無い小岩場が随所にある。
日本で一番高い2700m峰(2799.1m)の三角点は、この場所の下1m位の位置にあった。この山頂は2800mを超えているのでは?
栗沢山からは仙水峠を経ずに、直接駒仙小屋へ下る。
南アルプス林道が曲がりくねって続く。
北沢峠に無事下山。明日からの荒天予報の為か多くの登山者が下山していた。
帰りのバスから眺めた
甲斐駒ケ岳。好天に恵まれた展望の山歩き。山ノ神も満足の様だ、連れてきて良かった。途中で
カモシカが現れ、印象を更に深めてくれた。