誰にも会わない奥多摩、タワ尾根

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 天祖山や酉谷山に登った際、気にかかっていたタワ尾根であるが、11月末の天目山登山の際、トレースがあることを知った。藪山と云う事で、冬枯れの今は最適であるが、昼時間の短さと予期せぬ降雪が問題点。今回は山ノ神を家に残し単独で出かけた。時間目標は午前中に長沢背稜の縦走路に出ること、事後、天祖山経由で下山。調子が悪良場合、酉谷山経由下山か戻る予定である。
 ●場 所:奥多摩・タワ尾根~天祖
 ●時 期:平成22年12月25日(土9
 ●同行者:単独
 ●時 程:日原鍾乳洞Ⓟ 0835、一石山 0920、金袋山 0955-1010、
  ウトウの頭 1055-1105、長沢背稜縦走路 1155、ヘリポート 1205-1215、
  水松山分岐 1240、天祖山 1330-1340、天祖登山口 1500、日原Ⓟ 1540
 
 時間行程を約9時間と読み5時起床。若干出遅れたが、道路は空いており8時前出発を期待。ところが何と事故渋滞、八王子まで1時間とのことである。仕方なく稲城で下道に下り、川沿いの裏道を走る。日原到着は8時半となった。誰もいない駐車場であったが直ぐに管理人が現れ、1日500円と云う事で支払い、直ちに出発。駐車場最奥の指導標から金袋山を目指す。気温は氷点下2℃であったが、落葉の中の急登で小汗をかく。一度沢状の凹地を行った後、再び急斜面を九十九折で登り、稜線に出た所が一石山。ここからは傾斜も幾分緩くなり広い尾根を進む、ミズナラの巨木を見た後15分ほどで金袋山に到着。天気が良く日が照っているが風が凄い。落葉の吹き溜まりの中に避難して休憩を取る。ここからは踏み跡になるのだが思ったより確りしたトレースでテープもついている。落葉で不明な箇所もあったが尾根を外さなければ迷う心配はない。ウトウの頭付近は痩せ尾根になり小さな瘤の上下が面白い。頂上には噂のお洒落な標識も健在であった。ここの下りは急な岩場で凍結していたがアイゼンを装着する程ではなかった。暫く登ると工事用のモノレールが稜線沿いに敷かれ、レールの終点から縦走路までは10分もかからなかった。流石、長沢背稜縦走路、雪の上には踏跡が沢山あり一安心。日原出発は若干遅れたが、目安の午前中に着くことが出来た為、天祖山を目指すことにした。途中の滝谷ノ峰ヘリポートは天望が良く両神山が素晴らしかった。風が遮られる南面で軽く昼食を取り天祖山へ向かう。天祖山の北面は雪が多い。深い所で20Cm、スパッツを着けるかどうかの限界であった。天祖山への尾根も風が強かったが、天祖山頂では日向の風が少ない所で小休止。下りに入ると風が静かになった。あとは深い落ち葉の中を淡々と下る。沢音が近づき林道が見え出すと急斜面の九十九折になる。ここは落石が気になる場所だが今日は一人だけなので一安心。凍結し寒々とした林道を30分で小川谷との合流点へ。更に10分で今朝出発した駐車場へ無事到着した。帰りも渋滞したが充実した山歩きであった。