南ア深南部・前黒法師岳

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

先月の11月に寸又朝日岳に登ったが、そこから眺めた前黒法師岳が忘れられず再び寸又峡へ出かけることになった。今回は山ノ神も連れて行きたい。然し陽が短くなる中での8時間(-)行程は結構厳しい。前日、寸又峡温泉車中泊し登ることにしたが、山ノ神には遠慮され、寸又峡単身赴任の登山となった。
 ●場 所:南ア深南部・前黒法師岳
 ●時 期:平成22年12月5日(日)
 ●同行者:単独
 ●時 程:寸又峡温泉 0640、登山口 0715-0720、集落跡 0740、
    稜線林道 0800-0815、栗ノ木段 0835、岩鏡群生地 0920-0930、
    白崩ノ頭 0940、前黒法師岳頂上 1030-1055、白崩ノ頭 1125、
    栗ノ木段 1200-1215、登山口 1250、寸又峡温泉 1320

東京を出たのは18時半、日本原SAで休憩を取り、今夜のねぐら寸又峡温泉に着いたのは22時過ぎであった。気温は6℃、寝られそうだ。朝5時半起床、寒い。1℃!凍る寸前だ。寝袋に包ったまま怠惰な朝食を取るが周囲は未だ暗い。6時半過ぎにやっと出発した。右手に見える朝日岳頂上には正に朝日が当たり始めている。少し先、下の駐車場からは御夫婦の登山者が出発準備中だ。この先登山口までは観光遊歩道であるが誰もいない。登山口で靴紐を締め直し急坂を登る。集落跡を過ぎ、九十九折に登ると稜線に到着。暫く行くと林道が横切り、作業小屋を発見。ここで暑いのでストッキングを脱ぎ、夏バージョンに変身。朝日岳が目の前に見え、素晴らしいが先が長いことも暗示する。尾根道は時々足元が判り辛くなるが標識は良く整っている。岩鏡群生地と云う場所では樹間から富士山が眺められた。白崩ノ頭はここから直ぐ先で、南の沢口山方面が見える。一旦下った後最後の登りになり、白いものが現れ出した。北には樹間越しに真っ白な山が見えるが写真に収める事は出来無い。幸いなことに展望所の標識があり、少し戻った小岩峰からの展望を得ることが出来た。光岳~聖岳の唯一の展望台だ。積雪は10cm程度であるが靴跡の無い雪道を行くのは気持ちが良い。傾斜が緩んでくると山頂標識が樹林の中に佇んでいた。陽だまりを捜して腰を掛け、昼食のサンドイッチを頬張る。25分滞在し、自分の足跡を辿って寸又へ戻る。途中で朝の御夫婦と別の単独男性に出会ったが、これが本日の全入山者だ。栗ノ木段で小休止の後、登山口まで一気に下り、観光客で賑わう遊歩道を抜け、13時20分駐車場に到着した。紅葉時期と比べると客は少ないが、それでも駐車場は満杯であった。予定より早いが帰宅を決心。国道362号線から寸又3山を眺め、余韻に浸りながら帰京の途に就く。(帰宅予定は17時前かと思ったが、東名が事故の為30km渋滞となり、2時間遅れの帰宅となった)