八ヶ岳中央部縦走(1)

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 10月初め、信州のアジトから出撃し、八ヶ岳へ出かけた。同行は札幌と熊本の御客人。希望は未だ登ったことが無い夏の赤岳。当初は硫黄岳の石室泊を考えていたようだが、美濃戸まで車で入れることをアドバイスし、赤岳天望荘泊まり、硫黄から阿弥陀までの中央部縦走となった。
●場 所:八ヶ岳・赤岳
●時 期:平成22年10月6日(水)~7日(木)
●同行者:O氏・I沼氏(札幌)、I田氏(熊本)
●時 程:
【初日】美濃戸 0850、北沢林道終点 0940-0950、赤岳鉱泉 1045-1110、
   赤岩ノ頭 1225-1300、硫黄岳 1320-1325、横岳主峰 1435-1445、
   赤岳天望荘 1550
【第2日】天望荘 0710、赤岳 0740-0755、中岳 0840-0850、
   阿弥陀岳 0925-1000、行者分岐 1020、行者小屋 1100-1125、
   南沢経由・美濃戸 1300

 アジトの小屋を出たのが7時半、途中コンビニに寄り、遠回りをしたが約1時間で美濃戸の駐車場に到着した。平日にもかかわらず駐車場には多くの車が駐車、閑人の多さを物語る(当然我々もその類であるが・・)。紅葉は今一であるが天気は申し分ない。気温13度、青空の下を元気に出発。赤岳鉱泉までは北沢沿いのなだらかな道、快適だ。大同心・小同心が正面に現れ硫黄の匂いがしてくると赤岳鉱泉。ここにも泊まってみたいと思うが今日はこれからが本番。裏手から横岳の沢を2本横切った後、赤岩ノ頭への登りとなる。樅の中をジグザグに辿る路も良く踏まれ悪くない。背後の展望が開けると赤岩ノ頭は直ぐ上、ここで半時の大休止。I田さんからはヒマラヤ風紅茶・チャイのおもてなしを受けた。彼のザックはドラえもんのポケットの様な不思議な代物である。(アジト到着時には第2ポケットには1升瓶2本+冷酒6本+その他諸々、第3ポケットには牛肉+何と猪八戒の流れをくむ由緒正しき豚肉まで入っていたのである。げに恐ろしきは彼のザック、侮りがたし)閑話休題、日差しに恵まれた休憩点にも長居は出来ず、腰を上げて硫黄岳に向かう。山頂は霧に包まれ爆裂火口を眺めることも出来なかった為、先を急いだ。12年前の6月、山ノ神と同じ道を歩いたが雨の中で何も見えず、印象に残ったのは足元に咲く翁草だけであった。今回は横岳西面の岩稜が良く見える。稜線の途中で北海道から来たと云う女性3人連れとすれ違い短い御挨拶。ここは鎖が無いと厳しい場所であった。やがて赤岳が突然大きな姿を現し、本日のねぐら・天望荘に到着した。部屋は個室で、五右衛門風呂まであったのは良かったが従業員の態度は感心しなかった。夜はペットボトルに潜む養老の清水を頂き気分高揚。いつの間にか眠りの世界へ落ちてしまった。(第2日へ続く)