新緑の西上州・鹿岳

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時間的に手頃でありながら、岩峰である為、我が家の山ノ神が拒否していた西上州・鹿岳にやっと出かけた。経路は稜線の鞍部から一ノ岳を往復し、二ノ岳から木々岩峠道を通り登山口の駐車場へ戻る3時間40分コース。山ノ神が怖がれば一ノ岳を省略。状況によっては四ツ又山まで足を伸ばすかと云う、好い加減な何でも有りの鷺山内閣的発想である。
 ●場 所:西上州・鹿岳
 ●時 期:平成22年5月22日(土)
 ●同行者:山ノ神
 ●時 程:登山口0940、稜線鞍部1050、一ノ岳1100-1135、稜線鞍部1140、
     二ノ岳1155-1210、高原分岐1240-1250、車道1345、登山口1400
下仁田IC近くなると目指す鹿岳のピーナツが見えて来た。然し近づくにつれ山は隠れ、思ったより道が判りづらい。駐車場も判らず、登山口前の広くなった路肩に駐車。登山道は民家の脇から始り、植林帯の中をジグザグに登っていく。樹林で上が見えなかったが、広葉樹林に変わってから程無く、狭い稜線の鞍部に到着した。一ノ岳の岩峰は広葉樹で覆われて天空の城・ラピュタの様。若干渋る山ノ神を急かして登った頂上は岩峰の上とは思えぬ安定感。ここでゆっくりと昼食を取った。残念ながら有名な赤八潮躑躅は勿論、三つ葉躑躅も終わっていたが山躑躅とドウダンに似た躑躅、名前の判らない白い小さな花が満開で、花アブが盛んに飛び交っていた。山頂の南下に小さな石の社があったので下ってみると岩壁上端のテラスで見事な展望台となっていた。天気は良好であるが靄がかかり視程は今一。八ヶ岳の白い峰が辛うじて確認出来た。35分の長居の後、鞍部へ下り梯子、鎖を伝って最高峰の二ノ岳へ。山頂は一ノ岳より狭いが西端肩の岩場は眺めが良く、ここから写真撮影。山頂から北への道は今までより頼りないが所々にトラロープがあった。強度確認をしつつ慎重に下ると朴、楓の中に山躑躅が映える素晴らしい尾根に出た。やがて左に道は下り広葉樹の中を行くと再び岩場が現れ、その先は植林帯に変わった。木々岩峠道は良く判らず、最近伐採した林業用の作業道を辿るうちにそれらしい落ち着いた道に合流、水流が現れると車道にぶつかった。ここにも鹿岳登山口の標識があったが、朝登った登山口までは15分足らずであった。登山口周辺の民家には様々な花が植えられ、川の深みにはヤマメが泳いでいた。住むには厳しい環境と思うが旅人には桃源郷である、