残雪の北信・飯縄山

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 勤めを辞めて、初めて迎える今年のゴールデンウイークは、体調が今一の所為か休日の有難味が無くなった所為か意欲・高揚感に乏しく、雪山登山も計画せず、何と無く信州に出かけた。今連休は高速道路が安く使える最後の連休、また諏訪の御柱祭りもあり交通渋滞が予想される為、早めに車山山麓の小屋へ入り、そこから近場の山へ出かけることにした。昨年、山ノ神と黒姫山に登ったので今年は隣の飯縄山だ。
●場 所:北信濃飯縄山
●時 期:平成22年5月1日(土)
●同行者:山ノ神
●時 程:飯縄大明神鳥居 0950、駒繋場 1050-1100、神社頂上 1200-1210、
    飯縄山頂上 1220-1300、八観音 1405-1415、大明神鳥居 1435
小屋を出た7時は1℃であったが、飯縄山登山口到着時は9℃。周囲の山々は雪景色だが飯縄山の南登山路は雪が無く春模様。駐車場には既に数台の車があり、家族連れの姿も。鳥居を潜って樹林の中の緩やかな道を進むと石仏発見。第一・不動明王と示してある。ここから先はほぼ5分置きに石仏が現れ、信仰登山の山であることを改めて悟らせてくれる。歩きだして約1時間、駒繋場に到着、休憩を取る。ここの石仏は十一番の阿閦(あしゅく)如来だ。ここから道は山腹を巻いた後ジグザグに急斜面を上がっていく。残雪も一部あったが歩き易い。天狗の硯石と云う一枚岩を過ぎると小尾根に出て、北アルプス北部の雪山が眼に入ってきた。神社があるピークは目の前だ。西尾根からのコースを合わせ残雪の斜面を登ると雪の中に半分埋まった飯縄神社があった。山頂までは緩やかな雪の吊り尾根が続いている。僅かの時間で360度の展望を誇る飯縄山頂だ。風が少し寒いが文句の無い好天気だ。東を見ると苗場山浅間山がくっきり、南は八ヶ岳が小さく霞んでる。山頂で40分の長居をした後、元の道を下山。残雪が溶けて道が泥濘化している個所もあったが、気持ち良く下山。途中、幼稚園年長さんの男の子を含む親子3代の組と抜きつ抜かれつ。今回はそれくらいのペースであった。登山後の小屋への帰路、折角であるので鏡池に立ち寄り、残雪を頂いた戸隠山、西岳の日本離れした山岳風景を堪能した。期待した水芭蕉は道の両側の湿地に出始めていたが未だ少し時期が早い様であった。『五月晴れ一茶の里で見ず芭蕉』というところか。