紅葉の越後三山・八海山

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 紅葉の岩山に登りたくなり、越後三山の1つ、八海山に出かけた。車が入れる2合目の芝原を起点に、最短経路の屏風道から八ッ峰に登り、最高峰・入道岳を往復、新開道を下る周回コース。期待どうりの好天になってくれるか、運が試される山行であった。

 ●場 所:越後三山・八海山
 ●時 期:平成21年10月31日(土)
 ●同行者:単独
 ●時 程:芝原0650、5合目0750-0800、千本檜小屋0925-0930、
      大日岳1010-1025、入道岳1040-1120、巻道分岐1135、
      カッパ倉1220-1230、稲荷清水1250-1255、芝原1335、

 前日夜、東京を出発しSAで仮眠。6時に出発した時は霧に包まれ道路標識も見えない状態。川中島の合戦ではないが、これは好天の前兆。喜び勇んで芝原へ到着したのが6時半。既に7~8台の車が停まっていた。山支度をして屏風道へ入る。踏み跡の様な感じであるが確りとしている。紅葉は真っ盛り、風もあまりない。麓を眺めると平野部は未だ霧に覆われている。4合目の水場を見送った頃から傾斜が強くなり鎖場が次々に現れる。表妙義の縦走路を垂直方向に並べたような感じだが意外と捗る。7合目の先でトラバースし、沢状を登った後、再び尾根に出たが、このトラバースの部分で要注意箇所が1か所あった。8合目では千本檜小屋のアンテナが見えていたが一本休憩を入れる。9合目の小屋まで来るとロープウエイ利用者が沢山登ってきている。ここから尾根道と巻道に分かれるが、大部分の人が尾根道を選んでいるように思えた。鎖が確り着いているので心配ないが、油断は禁物、駒ケ岳、中岳を見ながら岩尾根の登降を楽しんだ。奥ノ院・大日岳の下りは長い鎖、腕力の弱い人や、雨の中での降下は大変な事と思う。鎖を下りると直ぐに巻道の分岐点。若いペアーが登ってきたが巻道も結構大変でしたとの事であった。入道岳へはなだらかな道が続いているが、ここも油断禁物。草付斜面はウッカリ滑ったら止まらない。辿りついた入道岳は最高峰だけあって展望は抜群、駒と中岳の間から顔を覗かせた荒沢岳が今度はこっちへ来いと招いているようだ。入道の丸い頂上は憩いの広場。まだ11時前と云うこともあり、40分の長居となってしまった。名残は尽きないが巻道分岐から新開道へ入り、芝原を目指したが、上部は悪い所もあった。7合目のカッパ倉は八ッ峰の展望台。後ろを振り返ると青い空と紅葉、灰色の岩肌が鮮やかであった。これから下はブナの紅葉帯。靴底がすり減ったトレッキングシューズは枯れ葉の中でスキー板の様に滑ったが、今回も何とか持ちこたえてくれた。稲荷清水に立ち寄り顔を洗い、水を呷ると元気百倍。後は芝原までまっしぐら。朝は霞んでいた八ッ峰が、紅葉を纏い美しく鮮明に輝いていた。