大菩薩・小金沢山

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 好天が期待される週末、山ノ神とどこかへ出かけるか?と云うことで、何と無く大菩薩。未だ山ノ神が踏み込んでいない(神聖なor邪悪な)領域?と云うことで小金沢山(不況と失業の寒風が吹く中、少し嬉しくなるような名前じゃありませんか)。でも、小金がジャラジャラ沢山ではなく、れっきとした大菩薩連峰標高2番目の2000m峰なのです。かっての健脚向き小金沢連嶺縦走コースは裂石から初鹿野(甲斐大和)駅まで10時間以上かかったが。今は上日川峠が登山口の時代。大菩薩峠から南に小金沢山を往復し石丸峠から直接上日川峠に戻る道を選択した。

 ●場 所:大菩薩・小金沢
 ●時 期:平成21年9月26日(土)
 ●同行者:山ノ神
 ●時 程:上日川峠0925、大菩薩峠1040-1100、石丸峠1130、
      小金沢山1250-1310、石丸峠1420、上日川峠1525

 自宅を出たのは6時半。好天予想の所為か中央道は結構渋滞。上日川峠の駐車場も一杯であった(百名山の故か遠方の県ナンバーが多い)。タクシーは上の福ちゃん荘まで入るが、並行する登山道を登る。強烈なかぶれを起こす蔦漆が真っ赤に色付き落葉松に纏わり付いている。登りついた大菩薩峠は盛況。記念撮影や休憩・食事の人が多い。20分の短い間であったが、奥多摩方面に往来する人を見かけなかった(残念乍ここも元百名山か)。喧騒を後に南へ辿ると一気に深山の趣(大菩薩は南面がカヤト北面が樹林の為、当たり前だが)。それでも何組かの登山者に出会った。熊沢山は石丸峠手前の小さな峰、生憎富士山は見えないが、僅かに紅葉した小金沢山が目の前だ。石丸峠の草原で右に下山路を分け、次のピークでは長大な牛ノ寝通りを左に分ける。ここを過ぎると藪が深くなり、小金沢山らしくなってきた。山桜や躑躅の紅葉が始まり秋の趣もある。倒木を避けながら進むと開けた小金沢山頂上に到着。霧に包まれ眺望は全くない。無線愛好者が陣取り盛んに電波を飛ばしていた。我が家の昼食は分割方式。山頂ではバナナ・トマト休憩の後、石丸峠へ往路を戻った。途中、微かな降水現象に逢ったが雨具を付ける程では無かった。下りきった最低鞍部付近には蓮華躑躅の株が多く、花の時期に再訪したいものだ。最後の登り?を超えると石丸峠。笹藪の中から鳥兜が顔を出している。後は日川源頭の小沢を渡るだけ。途中、林道を横切ったが甲斐大和からのバス停(日4便)があり、駐車場もあるのには驚いた。この後細流を2度越えた所に大菩薩館跡があり、45年前の冬を思い起こす。峠の駐車場はここから10分足らず。大きな案内板の前で写真を撮り、山歩きを終えた。(帰りの渋滞は往路相応のものであった)