奥多摩・長尾丸、赤八潮躑躅を求めて

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 山ノ神に赤八潮躑躅を見せるため、昨年は足尾山地・袈裟丸山まで出かけた。山を覆うピンクの大きな花は見事であったが、我が家からは些か遠く、人出が半端じゃない。近くに穴場が無いか探したところ、何と奥多摩にもある。ということで、今回はここ長尾丸に飛びついたが、結果は如何に?

 ●場 所:奥多摩・日向沢ノ峰~長尾丸~棒ノ嶺
 ●時 期:平成21年4月26日(日)
 ●同行者:山ノ神
 ●時 程:奥茶屋0920、獅子口小屋跡1130-1150、日向沢ノ峰1245-1305、
      長尾丸1510、棒ノ嶺1610-1625、奥茶屋1710

 奥茶屋キャンプ場上の駐車場所から林道を歩くこと約30分、渓流沿いの歩道に下る。渓流沿いの歩道は、流れを何度か渡り返しながら獅子口小屋跡まで続くが、二輪草が咲き、感じの良い道だ。エンレイ草やヒトリシズカも見られた。小屋跡近くには山葵田もあり、白い花を付けていた。稜線の鞍部・踊平へはここから急な登りとなるが、並行して走る林道が見え隠れする。林道近くにピンクの鮮やかな花を付けた木が1本。赤八潮躑躅だ。然し他にはそれらしき物が無い。花を見つけた安堵と、これだけ?という心配が交叉。取敢えず本日の最高点・日向沢ノ峰へ向かう。頂上からは絶好の展望が得られたが、富士山には雲が懸り残念。日向沢ノ峰まで3時間以上かかったが、これからが本番、花見である。雨上がりで濡れた急坂の下りは、山ノ神の天敵。鞍部に下るのに長時間を要したが、何とか赤八潮が群生する場所に到着。若干時期が過ぎた感もあったが、来た甲斐があった。山ノ神の膝が先ほどの下りでオーバーヒトした為、途中の送電線巡視路からの下山も検討したが、棒ノ嶺まで行くことに決定。誰にも会わない静かな尾根道を只管歩き、到着した棒ノ嶺も、もぬけの殻、誰もいない静かな山頂であった。筑波山が手に取るように見える絶好の天気であるが、影が長くなった桜の下で写真を撮り奥茶屋へ下山。今回は思ったより時間が懸ったが、所期の目的を達成した。