キクザキイチゲ咲く丹沢山

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 登山千日目記念山行・その3は高校1年(16歳)の3月、同級生3人と登リ、泊まった丹沢山。当時は渋沢駅から歩き出し、栗ノ木洞~鍋割山~塔ノ岳を経て丹沢山へ。鍋割山から先は雪が深く、難渋した。翌日は蛭ケ岳から主脈縦走路を下ったが、鬼ケ岩ではアイゼンも持たず怖い思いをし、その先も長い雪道で足が埋まり、靴の中はグチャグチャとなった思い出がある。
 今回も当初案ではミヤマ山荘に1泊であったが、天候と休暇の関係で止む無く日帰りとし、塩水橋から天王寺尾根を登り、帰路は堂平経由とした。

 ●場 所:丹沢山
 ●次 期:平成21年4月18日(土)
 ●同行者:山ノ神
 ●時 程:塩水橋0905、天王寺峠1000、堂平分岐1200、丹沢山1240-1320、
      堂平1445、塩水橋1545

 天気予報は晴れであったが、低い雲が空を覆い嫌な雰囲気。ヤビツ峠を越える林道は濃い霧の中。それでも登山口塩水橋の駐車スペースは満杯であった。沢沿いの林道は木々の新芽が一斉に開き見事な新緑。30分程で天王寺尾根取付に到着。ここから傾斜は急になるが、色々な菫が目を楽しませてくれる。樹林と霧の稜線を淡々黙々と登るが、誰とも行き逢わず至って静か。堂平分岐付近から空が明るくなり、雲海の上に出た。丹沢三峰や大山も頭だけ出している。山頂はもう近い。木道横で昼寝をしていた縞蛇を驚かしたらしく、足元から大きな紐?が飛び出して行った。これには蛇嫌いの山の神もビックリ!パニック状態となった。以降、妙に足元を気にして登ったが、青紫の小さな花を発見。白もある。アズマイチゲと思ったが、後からキクザキイチゲと確認した。到着した山頂は人が一杯。富士山はじめ南ア南部の山が良く見える。蛭ケ岳も直ぐ傍に見えるが今回は見るだけで我慢。ひとしきり日向ぼっこをした後、元来た道を戻った。登る時には気付か無かった場所にもイチゲを発見。さらに青大将まで現れ、山ノ神は再パニック。『もう絶対来ない』そうである。堂平へは分岐から巻くように下り、沢を横断すると堂平の林道終点に到着。この辺りの山肌は桜が満開で、林道を軽い?足取りで下るうちに塩水橋へ到着した。記念山行の無事終了である。