奥秩父・雁坂峠、秩父往還を歩く

何処へ行こうか迷っていた時、ふと思いついたのが雁坂峠と雁坂嶺。雁坂峠秩父甲州の往還が通り、針木峠、三伏峠と共に日本3大峠と称し、日本書紀にも記述があるらしい。学生時代、縦走登山の途中で2度訪れ、ナメラ沢遡行の帰途に立ち寄ったのも数年前になる。春の奥秩父は結構雪があるが、此処の所の暖たかさと南斜面に位置する為、雪は少ないだろうと思い、山ノ神を誘った。アイゼン、スパッツは取敢えず携行。
●場  所:奥秩父雁坂峠(2080m)
●時  期:平成25年3月23日(土)
●同行者:山ノ神
●時  程:雁坂トンネル入口Ⓟ 0905、林道終点 0945-0955、ナメラ沢下降点 1005、
      クツキリ沢出合 1045-1055、井戸沢 1140、雁坂峠 1250-1315、井戸沢 1355-1400、
      クツキリ沢 1435-1445、ナメラ沢下降点 1505-1510、林道終点 1515-1525、入口Ⓟ 1600
 
自宅を出たのは6時40分。桜が満開で、明日の天気予報が悪い所為か、高速道は渋滞気味。
それでも何とか9時少し前に雁坂トンネル料金所手前の駐車場に到着した。周囲に雪は無く、雁坂峠方向の山も春模様。気温9℃、元気に出発した。
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駐車場反対側の林道を進むと破風山の東端が見えてくる。途中で鹿2頭が横切った。
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林道終点。以前はここからナメラ沢に入ったが、入口はこの先の表示あり。ここで小休止。羽隠しの様なメタリックブルーの虫が多数現れる。
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左岸の巻道は所々凍結し、慎重に通過する。ナメラ沢入口付近はツルツル。
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クツキリ沢出合。2つ目の渡渉点で小休止。凍結個所は河原へ直接下りる。
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着きそうで着かない登りの後、やっと峠へ到着。誰も居ない峠で、歴史のお勉強。
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南斜面は笹原が続くが、北斜面は未だ冬景色。股までもぐりそうな雪が続く。
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水晶山をバックに。晴れ空が曇りに変わり、急に温度が下がって来た。
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雁坂嶺往復は取り止め、国師岳、黒金山を眺めながら往路を戻る。今日は誰にも会っていない。静かな山である。
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渡渉点。この先のクツキリ沢から山ノ神にアイゼンを履かせる。
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崩れやすい沢筋。落葉の下はカチカチの氷斜面。今日一番の難所を無事通過。ナメラ沢下降点でアイゼンを脱いだ後は平凡な林道歩き。帰りは八王子から先で渋滞となったが無事帰宅。
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