中ア南部・安平路山

中央アルプス南部は登りやすい恵那山を除き、縁の遠い世界。安平路山を意識したのは、昨年の佐武流山での登山者情報だと思う。南部では最高峰で、○○名山でもあるらしい。調べるとアプローチが長く、避難小屋泊りであったが、ネットで見ると多くの人が日帰り登山している事が判った。歩行時間は10時間近く、日も短いが、秋の紅葉に誘われて入山した。
●場  所:中ア南部・安平路山
●時  期:平成24年10月26日(木)
●同行者:単独
●時  程:東沢林道終点Ⓟ 0740、摺古木山 0845-0900、シラビソ山 0945-0955、
    避難小屋 1020、安平路山頂上 1100-1110、避難小屋 1135-1200、
    摺古木山 1310-1320、摺古木自然園 1335、林道終点Ⓟ 1430
 
朝、4時に起き、通行止めが解除になる5時に道路工事現場を通過しようとしたが、
若干遅れた。中央道は順調に走り、カーナビに導かれ飯田峠へ登り、大平宿から東沢林道へ入った。素晴らしい紅葉であったが、素晴らしい悪路。車が飛び跳ねるたびにスリップ警告灯が点きまくる。同乗者がいたらゲロ必至。予定より遅れて着いた誰もいない駐車場で考えた。13時まで行ける所まで行こう・・。下山した時日没を過ぎていた場合、夜間走行を止め車中に泊まろう・・。天気は兎に角良い。
 
緩やかな路から振り返ると恵那山が見える。右手前はアザミ岳。巻道は多くの小沢を横切るが、花崗岩の砂を通る水は清々しい。
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摺古木山は、流石一等三角点と唸るような展望台。先日登った麦草岳が左端に見えている。
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空木岳~越百山への稜線が近く見える。3人で歩いた懐かしい尾根だ。
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中間峰のシラビソ山。良く刈り払われた緩い起伏の路は歩き易い。何とか安平路山まで行けそうだと胸算用。
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避難小屋先の水場から先は刈り払いが無く、笹藪の路。これが本来の姿なのだろう。足元の木で脛を打たない様、気をつけて登る。
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山頂手前から木曽御岳の大きな姿を眺める。
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安平路山頂上は3等三角点。笹藪を切り開いた空間に標識が立っていた。この先、奥念丈岳への藪は更に深そうであった。
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避難小屋で大休止。小屋の中には寝袋が2つ置かれていた。水場は山頂方向へ約10分。この後、今日初めての登山者と擦れ違った。
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摺古木山自然園からの眺め。雲が湧いてきた山々を前に、遮るものが無かった。
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周回道を通って下山。落葉松の黄葉が盛り。笹の緑と良く溶けあっている。
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笹の繁茂した山肌。間もなく駐車場だ。明るいうちに下山出来て良かった。後はパンクをしない様、慎重に運転して帰ろう。
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