小父さん達の秋合宿、①鳥甲山

小父さん達の秋合宿・初日は秋山郷の西に聳える鳥甲山。狢平から白クラを経て山頂へ登り、赤クラから屋敷へ下り、林道を戻る周回コース。
●場  所:秋山郷・鳥甲山
●時  期:平成23年9月24日(土)
●同行者:K君
●時  程:狢平 0555、万仏岩 0705、白クラ 0840、鳥甲山頂 1005-1025、
  赤クラ 1055、屋敷山 1220、屋敷登山口 1340、林道(残1.5k地点)1430
 
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切明温泉の駐車場を出たのが5時半。10分ほどで登山口狢平に到着。ここには手洗い等が無い為、切明に車中泊としたのが正解であった。車は4~5台が停まっており、未だ余裕は十分ある。皆さんの悩みは屋敷下山後の林道移動の様だが、歩く方針であれば何ら問題は無い。駐車場の横手から登ると広葉樹林帯の急な登りが続く。少し休みたくなった頃稜線に飛び出し、奥志賀方面の山が現れる。
 
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尾根上は早い紅葉と未だ頑張っている花の競演の場だ。万仏岩の鎖場先にある岩峰上で小休止。
 
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白クラへは切り立った稜線の上を行くが、植生がある為恐怖感は無い。(これが本当は一番危ないのかもしれない)白クラは何の変哲もない樹林の突起で湿っている為とても休む状況ではない。
 
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一旦100m位下った前に立派な岩峰が立ちはだかる。
剃刀岩だ。切り立った道を慎重に進むが、岩尾根は気持ちが良い。
 
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山頂が霧の中に見えている。
 
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泥尾根のミニ蟻の戸渡りみたいな所の先で小休止。振り返ると先程通過した剃刀岩が険しく佇む。
 
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山頂へは草付の急斜面一登りで到着。天候の所為もあるが景色は今一。途中の尾根で奥志賀の山の向こうに槍と穂高が一瞬見えた。あちらは天気が良い様だ。
 
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前後して登ったペアは狢平へ戻ったが、我々は予定通り赤クラへ。ふと右上を見上げると大きな猛禽。クマタカだ。写真を構える暇もなく北西方向に飛び去った。赤クラの尾根道は小さな登降が多い。ガレの淵に松虫草が咲いていた。
屋敷山からは標高差600mの急な下り。途中雪崩除けの白い巨大な壁が現れると登山口は直ぐだ。然し終点はあくまで狢平。
 
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林道から鳥甲山東面の大崩壊を見ながら歩き、残り30分弱と云う所で休んでいると地元の車が拾ってくれ、有り難く載せてもらった。
 
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何と、我々を拾ってくれた人は今夜の宿、雄川閣の方だった。後方の絵は、この方が描いた絵であるとの事。有難うございました。
鳥甲山で出会った花達については『鳥甲山、秋の花・華』をご参照ください。