丹沢・桧岳(ひのきだっか)

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丹沢・桧岳山稜は44年前、ワンゲル新人歓迎山行で歩いた道だ。初日は山神峠を越えた玄倉川の河原で、今では考えられない盛大な焚き火をやり、歓迎夕食会。翌日は雨山峠からこの山稜を縦走し、高松山から山北駅に下山した。2年程前から当時のコースを分割し、山ノ神と再挑戦しているが、未だ残っていたのが肝心の桧岳。寄大橋から直登尾根を辿り桧岳に登り、秦野峠から林道を下山する計画で出かけた。
●場 所:丹沢・桧岳
●時 期:平成22年11月29日(月)
●同行者:山ノ神
●時 程:林道脇Ⓟ 0850、寄大橋 0900、尾根入口 0920、P753鞍部 1015、
    桧岳 1110-1145、伊勢沢ノ頭 1215、秦野峠 1320、
    林道秦野峠 1345-1400、寄大橋 1505、林道脇Ⓟ 1515、
家出発は7時過ぎ。8時半、目的地へ到着したが、寄大橋手前で道路工事による通行止めでUターン。弥勒山荘入口の路肩に駐車し出発した。気温は8℃、やや肌寒い。寄大橋先に通行止めのゲート。尾根を2つ廻った所の入口を捜すが『22年度成長の森入口』と云う立派な遊歩道入口発見。あまり立派すぎるので通過、てしろ橋と云う所まで行き引き返す。直登尾根は入口が判り辛いと云う事だが、遊歩道を進み、森の中央広場から直上すると旧い踏み跡が尾根北側沿いに付いていた。落葉に埋もれた踏み跡と頭上の青空・紅葉の組み合わせは何とも絶妙な世界だ。753m峰の北側で最初の小休止。歩き出すと直ぐに鞍部に到着、逆方向に立入禁止の標識があった。樹木運搬作業の為、南側へ迂回せよとのことである。我々は危険地帯を通過したのか?作業の痕跡も無い素晴らしい自然の中を歩いただけである。鞍部から先は傾斜が急になるが、踏み跡は九十九折で確りし、楽に登れる。やがて傾斜が緩やかになると主稜線の登山道に合流した。ここからは数分で樹林の中の桧岳山頂に到着した。広い山頂の展望は良くないが、端まで行くと夫々の方向を眺める事が出来る。やはり圧巻は蛭ケ岳である。未だ山ノ神を連れて行って無いので、行かなくちゃ等・・と思っているうちに時間も経ち、重い腰を上げて伊勢沢ノ頭に向かった。富士山が時々顔を出すが、雲が纏わり付き今一。本日最高点の伊勢沢ノ頭からの下りは結構急である。右手に連続する鉄条網、左は?・・棘棘の樹木(草)!。昔はドウダン躑躅で一杯だった気がするが・・記憶違いか?。降り立った秦野峠は廃道状態。林道秦野峠までは再び登り返し、痩せ尾根とバリケードの隙間をすり抜け100m下らなければならない。凄まじい道であったが未だ頑張って咲いていた花と芒が慰めてくれた。峠には○○知事・・と立派な記念碑があったが、この手の売名行為には虫唾が走る(それも今日本を壊し続けている政党出身の知事だ)。後は長い退屈な林道を下るだけ。3時前だと云うのに傾きかけた陽射しを浴びつつ下ったが、紅葉が最後の彩りを飾ってくれた。
このコースは入口が判り辛く、鹿柵にも悩まされたとの記事があったが、幸運にも山頂まで全く鹿柵を気にかける事無くスムースに登れることが出来た。