『アツモリ草あります』に誘われて

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信州の我が村近くに、山野草を売る店がある。自然界に自生しているものが人里で根付く筈がなく、胡散臭い商売と云うのが私の先入観であった。従って店に立ち寄ることも無かったが、『アツモリ草あります』と云う看板に釣られて入ってみた。濃い紫の余り『らしくない敦盛草』に4万近い近い値段が付きビックリ。店を出ようとした時、直ぐ近くの裏山に野草園の標識があり、今咲いている花が手書きで書かれていた。何気なく読むと、熊谷草と笹百合の文字。先週、九州に出かけた際、自生地のその後を確認したいと思っていた花である。山の斜面をジグザグ登る鑑賞道の脇には幾種類かの花が自然に近い状態で育成され中々感じが良い。目指す熊谷草は時期がやや過ぎ辛うじて数株が花を残しているだけであった。また笹百合は蕾らしきもの1株を見ただけで発見できなかった。山野草の売買には若干抵抗があるが、店の経営者が自然に近い形で種を保存・維持している努力は評価しても良いのではと思うようになった。また別の時期に訪問させてもらおう。