晩秋の大菩薩・牛の寝通り

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 大菩薩・石丸峠から東に延びる尾根が牛の寝通り。奈良倉山から権現山、扇山へ続くが、鶴峠へ下り上がった所が奥多摩・三頭山。その先は東へ行けば御前山、大岳山、御岳へと続く。南東に向かえば笹尾根、陣馬山、高尾山へと至る。この長大で広範囲な尾根の起点が石丸峠南の小ピークであるというのが面白い。学生時代から一度は歩いてみたいと思っていたが、交通の便の悪さや勤務の都合で登らず仕舞いのままであった。今秋登ってみる気になり、単独登山の機会を狙っていた。小菅に車を置き、小菅道と繋げて9時間前後とみていたが、雄滝から牛の寝通りへ登る巡視道があることを教えてくれたのはブログ。これなら山ノ神も一緒に行ける。平日で天気が持ちそうな日を選んで出かけたのが今回の牛の寝行である。
 
 ●場 所:大菩薩・牛の寝通り
 ●時 期:平成21年11月26日(木)
 ●同行者:山ノ神
 ●時 程:雄滝駐車場0845、雄滝0905、林道終点0930、牛の寝稜線1025、
      榧ノ尾山1040-1055、石丸峠(牛の寝分岐)1225-1250、
      大菩薩峠1325-1330、フルコンバ1405-1415、日向沢入口1510、
      雄滝駐車場1530  (白糸の滝1550-1605)

 自宅を6時半出発、平日の中央道は空いており、鶴川沿いの見事な紅葉を愛でつつ2時間一寸で雄滝駐車場へ着いた。気温6℃は少し寒い。林道終点から巡視道があるとの事であったが、雄滝に向かう。あわよくばそこから巡視道へと思ったが、絶壁で行けず後戻り。改めて林道を進むと日向沢から大菩薩峠への標識を発見。その先がどうか不明ではあったが帰路の活用を考慮。牛の寝への標識は林道終点の直ぐ手前に在った。途中の沢には『しおじ』の巨木があったが、今は葉を落とし幹と枝だけ。新緑の頃再度訪れ、その萌える新芽を見てみたいものだ。沢に下った道は廿楽折に登り、これが牛の寝通りの稜線までほぼ続いていた。辿りついた牛の寝通りは、マッタリ緩やかな尾根が続いている。小金沢の主稜線に近づくと尾根は急になったが、道は折れ曲がりながらゆっくりと登ってゆく。かっての小菅大菩薩道がこの道であったのが納得できる。今日は未だ誰にも会っていなかったが、牛の寝分岐で昼食中に1人と熊沢山で1人出会った。普段は登山者が憩う大菩薩峠にも全く人の気配が無く、静寂そのもの。9月末に来た時とは大違い。写真を取っただけで小菅道を下った。こちらも緩い下りが続いたが、次回楽しめそうな枝道の分岐を確認しつつ行くと日向沢への道を発見。立派な標識が設置されていた。殆ど水平に後戻りするような勿体無い道であったが、雄滝の駐車場へは予定より少し早めに到着した。気温は9℃。山陰で少し暗くなりかかっていたが、車で少し下った所から白糸の滝を往復して今日の旅の終りとした。(帰りも順調、2時間弱で帰宅した)