篠栗四国、おもてなし

宝満山に登った夜、友人・平さんの山荘に泊めてもらった。床の間に生けられた花は庭のドクダミ。器は孟宗竹の株である。庭の隅に生え、雑草扱いされかねないドクダミと捨て場に困る竹の切り株を見事に調和させた一品であった。
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忙しい中を作って頂いたおもてなしの料理と酒、それに昔話に花が咲き、10時過ぎまで飲んでしまい、床に着いたのは11時。沢音の中に河鹿の泣き声を聞きながら何時の間にか寝てしまった。
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目覚めと共に縁側に出ると苔むした蹲の近くに大きなカタツムリ。顔出せ、槍出せ、頭出せと念じつつ待ったが中々顔を出してもらえなかった。おまけに画像もピント外れ。飲みすぎたか。
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庭先の谷川を見るとハグロトンボがいる。羽黒か鉄漿か判らないが庭石に止まった所を捕まえた。長閑な山峡の一夜であった。
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