梅雨空の九州、宝満山

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所用で出かけた九州。出来たら近くの山をと、忍ばせた山装備。然し雨は止むことなく降り続く。佐賀から福岡へ行く車窓の景色は、露に濡れた紫陽花、菖蒲。低く飛ぶ燕、田に佇む白鷺等・・梅雨そのものだ。山歩きを諦め、駅に着くと旧友の平さんが出迎えてくれた。雨が降っても当然行く人だと思って山の準備をしてきたよ、との事。では、と云うことで急遽決まったのが宝満山登山であった。
●場 所:九州・三群山地、宝満山
●時 期:平成23年6月19日(日)
●同行者:平さん
●時 程:竈門神社 1025、山頂 1205-1250、竈門神社 1430
平さん宅へ一度お邪魔し、背広その他を預けて登山口竈門神社へ向かう。宝満山は4回目だが、表口から登るのは昭和45年以来だ。僅かに霧雨が降る中、神社に参拝し登山開始。流石に人気の山だけあり、雨の中でも登山者と擦れ違う。車道を数回横断した後、石畳の道になる。4合目に良い休憩点があったが、人が多かった為先に延ばした。(ここに美味しい水が出ていることを知ったのは帰路)今回はガイドブック『福岡の山』の地図が頼りだが、小さくて良く見えない。急階段の百段ガンギ、閼伽井(あかのい)等を過ぎるとごつごつした岩の道となり、間も無く山頂に飛び出した。山頂を歩きまわっている際、緩い岩で滑り右肘をこすった。何とも無かったが、予想外に血が出ている。雨はかなり強くなり、風も幾分出て来た。これで意気消沈本日は終了となった。昼食後下山を開始し、途中から別道を下りてみることにしたが、どうも様子がおかしい。見えない地図を必至で見てみると、山頂への別道であった。後はきっぱり諦め、元来た道を只管下った。4合目の水を飲めたのがせめてもの幸いか。『眼鏡を忘れた高齢者2人、地図が読めず遭難、宝満山』では、しゃれにもならない。然し、久し振りの九州で雨の中を歩いた。これはもう少し修行せよと云うお告げと捉え、今後も山歩きに勤しむ所存である。