信濃富士・有明山の花

本記事は山行記録『石楠花の信濃富士・有明山』
に掲載できなかった花の写真を、石楠花を主体に拾い上げたものです。
 
有明荘から歩き始めて15分、三段滝分岐で下を見ると石楠花がチラホラ、然し花が咲いている場所は遠い。登山道上にあることを期待しつつ登ったが、最初に目についたのはイワカガミ。急作りの梯子場がある、急な登山道の脇にあった花である。
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西斜面の巻道で最初に出会った石楠花は未だ蕾の赤い花、登るうちに花が増え、幸福感に浸る。落葉松混じりの比較的明るい巻き道が終わり、樅の尾根道を行くようになると石楠花の群落も消えた。
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4合目以降、南斜面の巻き道となり石楠花がトンネルの様に茂る場所があった。花は未だ咲かず、殆どが芽のままであったが、日あたりの良い小尾根に花を見つけた。それも道のど真ん中。ドヤ顔石楠花とでも名付けようか。
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南面の巻き道は多くの小尾根を越えながら高度を上げて行く。7合目付近で見つけた白い花。三つ葉オーレンであろうか?花弁が少し違うように思えるのだが。
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岩梨もひっそり可憐に咲いていた。良く見なければ判らない小さな花だ。
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8合目から山頂にかけて咲いていたのが、早春に見かける花、猩々袴。名前が若干ダサいが中々可愛らしい花だ。
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帰路、三段滝に寄り道した。狙いは当然石楠花である。今日、今まで見た石楠花は西面巻き道(中)と南面巻き道(上)の2ヶ所である。道草をした三段滝周辺(下)は、観光客でも足ごしらえをすれば見に行ける場所であり、開花状況は満開(上上の上)であった。
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思った以上の石楠花に満足し、樽沢沿いに下ると二輪草の群生地があった。春の名残の様な二輪草に送られて今回の花旅を終わった。
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